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2012年11月28日水曜日

大規模木造建築物の見学会


こんにちは。スタッフKです。

先週、福岡へ大規模木造建築物の見学会に行ってきました。

  木造建築と聞くと、戸建や小規模建築しか出来ないと思われがちですが、技術の発展により、大規模建築も可能になってきています。環境問題の観点からも国が木造建築を推奨する動きになってきており、2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されました。特に学校、幼稚園、保育所には促進すべきとされ、また補助金制度も整備されたりしています。

 皆さんご存じだと思いますが、子供たちの発達段階の環境において、木材を利用した施設の居住環境は、心理的、情緒的に良いと色々な研究結果が報告されています。

今回見学した建物も幼稚園と保育所が併設している建物でした。

“建設中の大断面構造見学会”と聞いていたので、楽しみにしていましたが・・・

思いのほか工事が進んでしまったらしく・・・

壁も天井もだいぶ進んでおり・・・、いい写真が撮れず、ちょっと残念でした(T_T)


 今回見学した建築物は、「KES構法」という構法で、構造材接合部に特殊な接合金物を使い、構造材には大断面集成材を使用する事で、一般的な木造の構法では得られない強度を得られる事により、大規模建築物の実現が可能になっているそうです。東日本大震災の時は建物の高さを超える津波に襲われたにもかかわらず、構造体には被害が無く残っていたそうです。

 

ちなみに、A_A_Oでも今年3月に竣工した木造2階建有料老人ホーム「ハートフル・ケア小松」は、また違う構法ではありますが、大規模な空間を実現し、木造の温かさを活かした建物となっております。
過去ブログにて紹介しています。
http://aaoplusg.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html
 
建築物と言っても木造、鉄骨、鉄筋コンクリート、等色々ありますが、どの構造にしてもメリット、デメリットがあるので、一概にこれが良いとは言えないと思いますが、適材適所を理解し、納得した上で決定する事が大切だな・・と思います。また構造だけではなく、居住空間としては内装材等の選定が重要になってくると思います。

 A_A_Oでは現在、木造、鉄骨、鉄筋コンクリート、それぞれ現場が進行しております。
勉強も兼ねてなるべく現場に足を運んで進行状況などUPしていこうと思っておりますのでお楽しみに・・・♪

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